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ねこ と ごはん

【木曜日のフルット】鯨井先輩のズボラ飯

定職にもつかずその日暮らしで大人になりきれない鯨井先輩。
半飼い猫というレッテルを貼られ野良猫にも飼い猫にもなりきれないフルット。
『木曜日のフルット』はそんな半端者1人と半端猫1匹の物語です。
2ページという短い中で頓智の利いたネタの嵐。
人間の世界と猫の世界、まったく違う世界を生きているようで、意外なところで交差しているのも面白い。
半永久的に続くようなゆる~い日常のショートストーリーはいつまででも読み続けていたくなります。

鯨井先輩は貧乏です。
無職でギャンブルばかりしているのだから無理もありません。
彼女の収入源といえば、同じアパートに住む漫画家の手伝いや、ラーメン屋の手伝い、臨時のアルバイトなど。
それでいて収入があれば即座にパチンコで増やそうとして失敗するのが常なのです。
今回はそんな鯨井先輩の貧乏ならではな料理エピソードの中から、『鯨井風汁なし麺』と『鯨井風オードブル』をつくってみました。

鯨井風汁なし麺

汁なし麺

(出典 木曜日のフルット 1巻/石黒正数)


袋麺なら何でもOKだそうです。
今回は安くて美味しい評判屋、とんこつラーメン。
フライパンにカップ1杯強の水をいれます。
カップの大きさによって差がありまくりですが、この雑さが鯨井先輩らしいところ。
参考までに今回450ml水を入れるラーメンで、300mlぐらい入れたらちょうどよかったです。

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麺がほぐれたらスープの素を半分より少ないくらい入れます。
これまた鯨井先輩らしいアバウトさ。加減が難しい。
残ったスープは後日チャーハンや野菜炒めに使えます。
汁が少なくなってきたら真ん中に卵を落として蓋をして1分、で完成。

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あと、鯨井先輩がネギ入れると美味しいと言ってたので、途中で入れました。冷凍ネギ。

  • 汁なし麺

これ、普通に美味しいんです。
とろとろの卵が麺に絡んで、絶妙なハーモニー…!
半熟たまごってだけでリッチな気分になるのはなんででしょうかね。
実家のたまご料理が軒並み固焼きだった反動かな。とにかく半熟、たまらん。
フライパン1つで簡単だし、なんならフライパンごと食卓に出してもいいじゃない。(良くはない)
普通の袋麺に飽きたら是非お試しあれ。


鯨井風オードブル

鯨井風オードブル

(出典 木曜日のフルット 3巻/石黒正数)

納豆と豆腐を混ぜてクラッカーにのせるだけ。
納豆のタレとからしは別の機会で使えるようにとっておくところがポイントです。
このケチくささが大事。


鯨井風オードブル

豆腐のおかげで納豆の匂いが消えて豆の風味が増してます。
まぁまぁ、うん、まぁまぁ美味しいです。
だがしかしクラッカーよりご飯にのせて食べたい味。

鯨井先輩の料理を食べて思い出されるのは私が今よりもっと貧乏な一人暮らしだった頃。
たこ焼きが大好きな私は、貧乏ゆえにたこが買えず、代わりに茹でた鶏肉でたこ焼きを大量に生成して粉もの欲を満たしておりました。
不味くはないんだけど、不味くはないんだけど…!!!
お金がないというものさびしさよ…!!

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(出典 木曜日のフルット 2巻/石黒正数)

美味しい美味しくない以前にどこか哀愁の味がする。
それが鯨井先輩のズボラ飯なのです。


おまけ

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(出典 木曜日のフルット 4巻/石黒正数)

フルットカレーにちなんでカレーにはんぺん入れてみました。
ふわふわで意外に美味しい。

はんぺんカレー