本棚にねこまんま

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ねこ と ごはん

虫歯かなと思って歯医者に行ったらあれよあれよという間に親知らずを抜かれてた

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歯が痛いなぁ、と思って歯医者に行ったんですよ。
虫歯かな、と思って。

口の中を覗き込みながら「あ~、はいはい」「なるほどね~」「あ~(落胆)」と先生。

なんかコイツめちゃくちゃしゃべるな。

今まで世話になった歯医者はみんな黙々としてたもんで面くらいましたが、なんかしゃべっててもらった方が気がまぎれるもんですね。

この歯医者さん、去年開業したばっかりだからすごい設備が良くて。
といっても、生涯かかった歯医者はここの他に2つだけなんですけど。
最後に虫歯になったのは中学の時だし、大人になってからは親知らず抜いた時だけなんです。
診察台一つ一つにテレビ付きで、小型カメラで撮影して即座にそのモニターで見れるのには驚いた。

今時の歯医者ってすごいんですね。

そして撮影した画像を見ながら説明されるに、

「見てくださいこれ!下に比べて一本多いよね!これ!」

うん。知ってる。

私、そいつの存在は知ってたんだよ、先生。


遡ること数年前、下の親知らずは2本とも抜きました。
そして、上の親知らずも残ってることを知りながら私は逃亡したんです。
いつかは抜かなきゃならないよ…という当時の先生の呪いのお言葉も忘れたわけじゃないんです。
ただ、今日ではない!そう思い続けて生きてきたんです。
心の中でアラゴルンが叫ぶんですよ。

今日ではない!と。

だってね、めっちゃ痛かったんです。
下の親知らずは横向きに生えてたから、切開して抜くタイプの一番痛いヤツだったのもあるんですけど、それにしたってあんまりな痛みです。
だいたいなんで必要ない歯が生えてくるんですか。
生えない人もいるとかどういうことですか。
ただでさえ歯並びがちゃがちゃで不自由しているというのに、不公平の極みですよ。

また抜かずに逃亡してやろうかと思っていた私は、レントゲン写真を見て息を飲みました。

コイツ…しばらく見ない間に成長してやがる。

歯は嚙合わせる相手がいないと伸び続けるらしく、下の親知らずを抜いてしまったことで、上の親知らずは奔放に成長を遂げてしまったようです。

こうして邂逅した今、これはいよいよ今日なのかも知れない。


「抜いちゃいましょうか!」

やたらギラギラと歯を抜きたそうな先生。

「抜いちゃいましょう!」

さらば、アラゴルン。

こうして、軽い気持ちで歯医者に行ったら歯を1本失って帰ってきたわけです。
別の日でもいいよって言われたけど、今日帰ったら2度と来ない気がして即断即決。

麻酔が切れた後はやっぱり痛いけど、下の親知らずを抜いた時に比べたらどうってことないですね。
あとは、やっぱり歯医者にもよるんでしょう。
歯を抜くのはもちろんですが、麻酔を注射されるのがもうトラウマで嫌だったんです。
が、今回の先生は麻酔をするために表面麻酔を塗ってくれたのでまったく痛くありませんでした。
歯科助手さんも抜歯する時に、気を紛らわすためかテレビつけてくれたしね。
角度的にまったく見えなかったけど、その心遣いが嬉しいもんです。

高校生の時ににょきにょき生えてきた親知らず。
4本とも生えるのだけは…!横向きだけは…!という願いも、一切聞き入れてはくれなかった親知らず。
苦節10年…ようやく長かった親知らずとの戦いに終止符を打つことができました。

まだ1本残ってるんだけどね。